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特別展 加守田章二 天極をさす
開催日 2021年03月07日(日)~2021年05月30日(日)
近代日本陶芸史に大きな足跡を残した加守田章二(1933-1983)。大阪府岸和田市に生まれ、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)で富本憲吉らに陶芸を学んだ後、1959年に栃木県益子町で独立します。益子では、灰釉・鉄釉作品の研究と制作と研究に挑み、作家として着実に評価を高め、1967年に陶芸家としては初にして唯一となる高村光太郎賞を受賞しました。1969年には岩手県遠野市に移り、翌年に後の代表作となる「曲線彫文」のシリーズを発表、陶芸界を震撼させました。1970年代以降は色彩と模様と造形が一体化した作風を展開し、精力的に作品を発表し続けました。
加守田は「自分の外に無限の宇宙を見る様に、自分の中にも無限の宇宙がある」という言葉を残しています。その短い作陶期間の中で、絶えず作風を変容させていきましたが、それは加守田が陶の本源的な境地へ向かいながら、別の次元へと跳躍していこうとする創作のプロセスでもありました。今みても色褪せることのない作品はいずれも特別な存在感を放ち、近年では若い世代や海外においても新たな愛好家が生まれています。
本展では、初期から晩年までの仕事の中から厳選して約130点を展覧します。当館では約20年ぶりの回顧展となりますが、今回は特に、作家として飛躍する益子時代から遠野時代前期にかけての作品の意義を再考し、あらためて加守田作品の根源と魅力に迫ります。本展の副題は、高村光太郎が同賞の賞牌の原型に刻んだ詩句「いくら廻されても針は天極をさす」の一節です。信念に生きて表現を模索、ジャンルの枠組みを更新しながら、その境界を越える造形に到達した加守田章二の創造性を体感していただければ幸いです。


■期間・内容 2021年3月7日(日)~5月30日(日)
■場所 益子陶芸美術館(陶芸メッセ・益子)
〒321-4217 栃木県芳賀郡益子町大字益子3021
■交通ガイド <自動車>
常磐道友部JCT経由、北関東道桜川筑西ICから約20分
東北道栃木都賀JCT経由、北関東道真岡ICから約25分
<電車>
東北新幹線または宇都宮線、JR小山駅下車
JR小山駅から水戸線下館駅下車、下館駅から真岡鐵道益子駅下車、徒歩25分
東北新幹線または宇都宮線、JR宇都宮駅下車
JR宇都宮駅(西口14番バス乗り場)から関東バス益子行き(約60分)、陶芸メッセ入口下車徒歩2分(片道1,170円)
<バス>
東武宇都宮駅(西口1番バス乗り場)、JR宇都宮駅(西口14番バス乗り場)から関東バス 益子行き(約60分)、陶芸メッセ入口下車徒歩2分
秋葉原駅より茨城交通高速バス「関東やきものライナー」 笠間・益子行き(約2時間50分)
陶芸メッセ入口下車徒歩2分
■料金 入館料
通常入館料
一般・大学生・高校生:(個人)600円/(団体20名以上)550円
65歳以上:(個人) 300円/(団体20名以上)300円
小・中学生:(個人)300円/(団体20名以上)250円
幼児:(個人) 無料/(団体20名以上)100円

※65歳以上の確認は受付にて各種証明書等を拝見いたします。
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けられた方及びその方の介護者1名は無料です。
※サロン・ミニギャラリーは入館無料でご利用いただけます。
※陶芸美術館入館料免除申請書類についてはこちらをご覧ください。
■問い合わせ ●お問い合わせ 益子陶芸美術館(陶芸メッセ・益子)
TEL:0285-72-7555 FAX:0285-72-7600
※10月まで9:30~17:00  11月から9:30~16:00
HP:http://www.mashiko-museum.jp/
益子町観光協会